2013年7月28日日曜日

メキシコの民族衣装を着た婦人

本当に暑い夏です。
こんな日にスケッチに出かけたりしたら、たちまち熱中症になってしまうに違いありません。
というわけで、今週も人物画。

タイトルは「メキシコ」としましたが、実はモデルさんにどこの衣装かを聞くのを忘れてしまって、答えは定かではありません。
でもそれなりに調べて、僕なりに確信があります。
その理由のひとつは、インディオの伝統でメキシコの女性の衣装には肩と胸に刺繍を施すのだとか。
さらにポンチョ風のゆったりとした作り。
そしてワイルドなデザインの麦わら帽子。

どうです?
これだけそろえば間違いなく「メキシコ」の衣装に違いないと思いませんか。
えっ、でも違和感がある?
しょうがありません。
残念ながら、着ている人が日本人なのですから。

2013年7月20日土曜日

ポニーテールの少女

しまった!

いつものように人物画教室でスケッチブックを広げた瞬間、愛用の鉛筆を忘れてきたことに気づきました。

幸い手元にはサインペンが一本。
たまにはペンの人物も悪くないと開き直り、立ちポーズに挑戦。
実は立ちポーズは全体のプロポーションのごまかしがきかないので、ペン画にはつらいのです。
だからちょっと線が震えているのも、ご愛嬌。

夏らしく、ポニーテールがさわやかなお嬢さんでした。







2013年7月14日日曜日

大原のコスモス


実は、大原を訪れたのは昨年の秋。
この季節、大原の畑はご覧のようにうす紅色に染まります。
いつもは京都らしさを演出してくれる瓦屋根も杉の木立も、一面のコスモスの前では単なるモノトーンの背景に過ぎません。
紅葉にはちょっと早いので、観光客は少なめ。
大原らしい風景をじっくりと味わうには、この季節が案外正解かもしれません。
ちなみに僕が行ったのは、11月1日。
同じ体験をしたい人は参考にしてください。



2013年7月7日日曜日

三千院


京都大原、三千院を訪れました。
有名なのは本堂。たびたび観光ポスターにも使われているようですが、個人的には特に惹かれるものはありませんでした。

でも庭園の雰囲気はすばらしく、せっかくき来たのだから・・・と木立の茂る参道を歩き回り、どこか絵になるところはないかと探した末、見つけたのがこれ。
木と木の間からちょうど山門が顔を見せてくれる絶妙のポイントです。

空はほとんど葉で覆われて、その隙間からわずかな明かりがこぼれるのみ。
そして地上に届くわずかな光を一面の苔が集めてくれるのでしょうか。
本当は薄暗いはずなのに、なぜか空気がぼんやりと黄緑色に光っているのです。
この不思議な空間の魅力、いつかじっくりと描いてみたいものです。