2008年10月25日土曜日

三十三間堂

御存知、三十三間堂です。

建築も、ずらっと並ぶ仏像も、通し矢の逸話もすばらしいのですが、その魅力を絵にするとなると意外と難しい・・・・。
というのはあまりにも横長すぎて、その迫力を描くには画面が狭すぎるのです。何度も周囲を歩いた挙句、やっと気に入ったアングルを発見して、スケッチを始めました。


ところが、有名すぎる観光地の宿命でしょうか。修学旅行生がやって来てなんと僕の目の前で点呼を取り始めました。
うるさい・・・と言いたいところをぐっと我慢してスケッチを続けていると今度は、いかにも手馴れた修学旅行専任カメラマンがやってきて、「はいこっち見て・・・・」と騒がしく、目の前で集団記念撮影。


堪忍してくれ・・・・・と、いにしえのロマンに思いを馳せることもできず、欲求不満で寺を出ました。

2008年10月19日日曜日

清楚な・・・

先週、かっこいいおじさんのクロッキーをしたせいか、人の絵が描きたくなりました。

ちょうど近くの市民施設で人物画教室が開催されていたので、意欲満々で参加しました。
久しぶりの人物画で、デッサンに手間取りましたが、何とか完成。

人物画に大切なのは「その人の何が素敵か」を感じることだと思います。
今回のモデルさんはスリムで水色の衣装がとてもさわやかでした。
そう、「清楚」というテーマがぴったりです。

2008年10月12日日曜日

神戸ジャズストリート

「神戸ジャズストリート」というイベントに行きました。
市内のあちこちで、一日中ジャズコンサートをしており、フリーチケットを買うと、どこでも、何度でも入場できるというものです。

初めて、見た(聞いた)のですが、楽しくて、なかなかに感動しました。
このスケッチは「GREEN DOLPHIN」というジャズクラブで昼間からビールを飲みながら描いたものです。
うす暗い店内で、ベースを弾くおじさんの姿が実にしぶい!
そのかっこよさについ、スケッチしてしまいました。


ジャズとはこういうものか・・・・そう言えば楽しそうにステップを踏む周りの客の平均年齢は絶対に55歳以上。
彼らの青春を垣間見た気がしました。

2008年10月5日日曜日

岩屋港

淡路島の農村風景を楽しんだ後は、船に乗って帰ろうと岩屋港に来ました。
実はここにくるのはこれで3度目。

残念ながら来る度にこの街は衰退していると感じてしまいます。
20年前に来たときは、魚市場に活気があり、そこで買ったイカの一夜干は最高でした。
10年前はターミナルの売店で同じ味を求めましたが、見事に期待は裏切られました。
今回はほとんど人もまばらで、ターミナルビルはゴーストタウン寸前・・・・。

それでも、有名な「絵島」に渡り、神戸の街を眺めると、淡路島にしかない絵になる景色が現れます。
黄土色の奇岩と青い海。
すぐ向こうに霞む白い街・・・。
世界中に自慢できる風景です。